絶好調の上げ相場では積立投資を休止すべきか?

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積立投資あれこれ
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2019年後半、米国株の絶好調が続いてますね。

半年間で史上最高値を何度も更新しています。ついに下がったと思ったらまた上がり続ける値動きを、悶々とした気持ちで見ている今日この頃です。

積立投資をやっていると、こうした上昇相場が続くと高値掴みになりそうで嫌になってきませんか?損になるように感じて時には積み立てを休止したくなるときもあると思います。

ということで今回は、つみたてNISAやiDeCoなど積立投資で上げ相場のときどうすればいいのか考えてみましよう。

上げ相場で積立投資を休止するのはアリかナシか?

12月1日、またまた米国株が最高値を更新しました。

今年の10月から、三カ月で今年分のつみたてNISA枠を使う設定の私は「下がって…下がって…!」と祈るばかりでした。

だって、これからどこかで近いうち下げ相場になるのは目に見えてるじゃないですか。今買ってどうするよ。絶対下げるのに。

今は米中貿易戦争が一旦落ち着いてるけど、火種はそのままあるんだからまた必ず勃発するじゃんか。それにそもそも今の上げ相場だって新興国が危ないからみんな資金を引き上げて米国に集中しちゃっただけじゃん。本来の適正価格より高くなっちゃってるわけでしょ。割高じゃん。ちきしょう!早く米中仲違いしやがれ!

…取り乱しました。すみません。

と、こんな感じで「高値掴み」だと確信しているならば、積み立てを一回中断するという選択肢はもちろんアリです。ただし私の例のようにつみたてNISAの枠の都合がある場合は考える必要があります。

反対に、高すぎるのかどうか判断のつかない場合や自信のない場合は、下手に手を加えない方が良いでしょう。

ドルコスト平均法は優れた投資方法です。自信のない場合は淡々と積み立てるに越したことはありません。自信がある時でも手を加えない方が良かったという例はごろごろあります。積立投資は何もせず相場さえ見ないことが推奨されるほどです。

積立投資を一時休止する場合

通常の積立投資の場合

通常の積立投資で一時休止をしたい場合は、単純に積立設定を一度解除し休止月の分だけ投資資金を用意しておきましょう。

これは必ずしも現金である必要はありませんね。株が高すぎるなら投資先を一時的に債券に変える形も良いでしょう。債券が高すぎて休止する場合は株に変えておきます。

この方法は、株と債券の両方で積み立てている場合にリバランスをするのと似た効果になります。今回の「最高値更新」などはリバランスに良いタイミングと言えますので、擬似的なリバランスと考えて行うのはやり方としてアリだと思います。

ただしそこで利益が出たときには、相場が変わり本来買うはずの商品にスイッチする年に課税されることに注意が必要です。

長期の積立投資をただしているだけなら、課税を売却時まで先延ばしにできることで複利効果が高まります。別商品への一時切り替えをするとこの恩恵はスイッチするその時までしか受けられないことに注意しましょう。

iDeCoの場合

通常の積立投資と考え方はほぼ同じです。違うのは、iDeCoでは運用益に課税されないという点。

ですから一時的に別の商品を買っておき、後から本来買うはずだった商品に切り替えたとしても、課税で複利効果が減じられることはありません。

場合によっては今まで買った分の一部を別商品に変えてしまうやり方も賢いかもしれません。iDeCoはスイッチングに手数料がかかりませんからね。

こうした臨機応変な切り替えはiDeCoならではのメリットですね。上述のようにリバランスのような効果もありますから、iDeCoを株のみ(あるいは債券のみ)で運用している人は切り替えやスイッチングを検討してみるのも一考です。ただし信託財産留保額のかかるファンドには十分注意しましょう。

最初から、相場の流れに応じて株と債券の割合を変えると決めておくという手もあります。リバランスから一つ踏み込んだやり方ですね。これはアクティブ・アセット・アロケーションと呼ばれる手法になります。

ただし読みと異なる流れになった場合にはどんどんバランスを崩してしまうことになりますので相応の覚悟が必要と言えます。

つみたてNISAの積み立てで、年末がまだ遠い場合

つみたてNISAはスイッチングができないため、話はちょっと複雑になります。

12月まで上げ相場が続かないと確信できれば、一度積立設定を解除し相場の流れが変わるまで待つということになります。そして改めて設定する際、楽天証券の人は「増額」設定を利用することをおすすめします。他の証券会社の人は「ボーナス設定」をうまく使いましょう。

「ボーナス設定」もできない証券会社の人は、相場がどうであれ手を加えるのはやめましょう。その年の限度額まで積み立てることができなくなる可能性があります。

また12月までに再設定をしなければ、どの証券会社でもやはり限度額までの積み立てができません。

今年の米国株のように12月がいちばん高いパターンもありますから、つみたてNISAの一時休止はより慎重な判断が求められると言えます。今年の私のように、その年で一番高い三ヶ月に40万を振り分けることになる可能性もありますからね。

つみたてNISAの積み立てで、年末が近い場合

年末が近い場合は大人しく一時休止を諦めましょう。限度額まで積み立てられないのであれば結果的に損になる可能性が高いです。

そうは言っても高値掴みは嫌ですよね。私も冒頭で大暴れ(?)していたように心情的には本当に抵抗がありました。しかしつみたてNISAの制度を利用する以上は受け入れざるを得ません。

どうしても気持ちが収まらなければ相場をチェックすること自体を年末まで、あるいは年が変わるまでスッパリ止めてしまいましょう。これはもう抗えない運命なのです。

そして一月からの積み立てを一時休止するかどうかについて考えを巡らせることにそのパワーを使いましょう。今は米国や先進国株が全体的に非常に好調ですから、2020年1月からの数ヶ月は特に判断の迫られるところですね。

基本的には相場は読めない

ここまで積み立ての一時休止を考えてきましたが、実際には相場の流れというのはそう簡単に読めるものではありません。いつから積立の再開をするかという判断も難しいものがあります。

値動きを見ていると上がったときに売り、下がったときに買うことはさほど難しくないような感覚に陥ることがあります。しかし、こんな時ほど要注意です。FXで6ケタの損失を出したことのある私が断言します。

そもそも長期積立投資の良さは、相場に振り回されずに積み立てればそこそこの利回りを見込めること。継続こそが老後資金作りのキモです。

相場を読むのが簡単に感じる時ほど一旦落ち着いて、一歩下がって相場を見たり時間を置いてみる等の工夫をしてみてください。くれぐれも安易な判断は避け、長期積み立てを続けていきましょう。

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相場に振り回されそうな気が少しでもした時は、一度基本に返って資産形成のコツを振り返ってみましょう。安易にリスクを取ると足元を掬われかねません。

資産形成をなぜしているのか、目的を改めて見直すことも冷静になるために有効です。判断の前に大きなスパンで考えておきたいものですね。

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