【2019年最新】iDeCo・つみたてNISAのおすすめファンド14選(地域分散型)

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おすすめファンド紹介
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今回は、おすすめのファンドをざっくりと解説します。

特に信託報酬を重視して選んでいますが、同じベンチマーク・構成のファンドがない場合には多少コストが高いものも掲載しています。しかしどれも良心的と言える範囲のコストだと思います。

かなりの長さになってしまったので地域分散型と集中/アクティブ型とで、二回に分けてお送りします。

集中/アクティブ型のおすすめファンドはこちらから

おすすめのファンド① 世界分散型 株式+債券(+REIT)

リバランスは面倒くさい!リスクもあまりとりたくないという方には、株式と債券が組み合わされたバランスファンド且つ世界に分散投資されているものがおすすめです。

具体的には以下のようなものです:

  • 世界経済インデックスファンド
  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾンVGBF)
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型、均等型、債券重視型)

世界経済インデックスファンド vs セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾンVGBF)

世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾンVGBF)はそれぞれ株式と債券をちょうど半々で運用するファンドです。

大きな違いは組入比率(組み入れている資産の比率)。世界経済インデックスファンドの資産配分はGDP比で決められていますが、セゾンVGBFは時価総額比です。ベンチマークがそれぞれ(ざっくり見ると)MSCI系FTSE系であることから生まれる違いです。

世界経済インデックスファンドは世界各国のGDP、セゾンVGBFは世界中の株式・債券の時価によって、ファンドの比率を決めているということです。比率がある程度変化したら運用側でリバランスをしてくれるわけですね。

他には、世界経済インデックスファンドでは全世界の株式と債券が組み込まれているところ、セゾンVGBF新興国債券が入っていません世界経済インデックスファンド新興国比率は30%で、他のバランスファンドに比べて多めです。

セゾンVGBFは人気の高いバンガード社のETF(上場している投資信託)が集められているのが特徴です。ただしファンドオブファンズ(ファンドを集めたファンド)であるため二重の信託報酬が乗ってしまうのが欠点です。

そのため信託報酬は世界経済インデックスの方が安いですが、純資産額はセゾンVGBFの方が三倍ほど多くなっています。信託財産留保額はどちらも0.1%かかります。

セゾンVGBFを作ったセゾン投信の中野社長はその投資哲学で有名で、何冊も本を出して公演などもしています。その哲学や「コスト競争には与しない」という方針が支持できれば選ぶと良いでしょう。

新興国債券の入らないことは個人的には好印象です。リスクヘッジが主な目的の債券部分に値動きの激しい新興国債券を入れる必要を感じません。しかし世界経済インデックスファンドの信託報酬は魅力ですね。

どちらも初心者におすすめできるファンドです。

楽天・インデックス・バランス・ファンド

楽天・インデックス・バランス・ファンドセゾンVGBFによく似ています。楽天の方は債券に為替ヘッジをしているところ、新興国債券も対象としているところが大きな違いです。

投資先ファンドは同じバンガード社ですが、セゾンVGBFは9つのファンドに分けて投資されています。このおかげで新興国債券のみ組入をしないという柔軟なやり方が取れるのでしょう。

後発のため流入額や純資産額は上二つには敵いませんが、王道を押さえた良いファンドです。ファンドオブファンズ+為替ヘッジでコストが高くつくのがネックでしょうか。ただしこちらは信託財産留保額がかかりません。

楽天・インデックス・バランス・ファンドは3つのシリーズがあり、それぞれ株式重視型が7:3、均等型が5:5、債券重視型が3:7となっています。一番人気は7:3で、他シリーズと流入額に大きな差があります。

ちなみに一応、世界経済インデックスファンドにも同様に3シリーズ(株式シフト、無印、債券シフト)あります。こちらはなぜか5:5以外の存在感がだいぶ薄いです。謎です。

運用開始当時は画期的だったセゾンVGBFに追随するようなファンドだったからかなと思いますが、では今なぜ楽天の方は7:3が人気なのか。もしかしたら積み立て投資のリスク分散効果が広まってきたおかげかもしれませんね。

初心者におすすめのファンド

この三つのファンドは、投資はしたいけどリスクを抑えたいという人に大変おすすめです。株式と債券でのリスクヘッジは伝統的手法ですし、世界中への分散投資ですから大きく外すことはあまり考えられないでしょう。

難しいこと考えたくない、という人はこの三つから選ぶと良いでしょう。もしかしたら20年放置でも大丈夫かもしれません。とはいえ5年に一度くらいは確認をした方が良いかと思いますけど。

ちなみにiDeCoでは楽天・インデックス・バランス・ファンドは選べませんが、楽天証券なら株15%・債券85%の楽天・インデックス・バランス(年金DC)というものがあります。証券会社が違う人は、同じものがない場合は似た商品を探してください。

REITを含むバランスファンド

REITが入ったバランスファンドが良いという人は、以下ファンドがおすすめです。

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)

二つ共に、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REITに1/8ずつ投資できるファンドです。

ニッセイには、新興国の株式・債券を除いたニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)というものもあります。ちなみにさらにREITを除いた4資産均等型は、どちらのシリーズにも存在します。

バランスが単純な8等分であるため、新興国やREITの割合が高いところは気になります。しかし三つの資産に投資したい人には非常に魅力的ではないでしょうか。均等にリバランスをしてくれるのは資産が把握しやすくて良いですね。

信託報酬はこの二つのファンドで激しい値下げ競争をしており、どちらが良いとは一概に言えません。ただしeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の方が流入額、総資産額共に優っています。eMaxis Slimシリーズは特徴があるので次章で解説します。

ベンチマークは大体似ていますが、新興国債券に違いがあります。eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド。ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)はJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラスです。

構成国や比率にも違いがありますが、JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドは現地通貨建てであり為替リスクが小さくないことに注意しましょう。ただし1カ国の占める割合は最高でも10%という上限があります。ちなみにJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックスはドル建てです。

ちなみに最初に紹介した世界経済インデックスの新興国債券もJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドです。

おすすめのファンド② 世界分散型 株式

世界中に分散はしたいけど、株式100%がいいのであれば以下がおすすめです。

  • eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)
  • たわらノーロード 全世界株式
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
  • SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界))

eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー) vs たわらノーロード 全世界株式

eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)たわらノーロード 全世界株式MSCI ACWIがベンチマークです。低コストで全世界の株式に投資できる商品として人気があります。

eMaxis Slimシリーズは、元々あったeMaxisシリーズを下地に信託報酬をスリムにしたもの。低コスト化のコンセプトを掲げて登場したシリーズで、投資信託のコスト競争を加速させた立役者です。

そのため登場から既に何度か信託報酬の値下げを行なっており、特にコストに厳しい層から人気があります。ただし信託報酬は確かに安いのですが、実質コストはちょっと高めな傾向があります。

コスト面ではたわらノーロード 全世界株式も頑張っています。このファンドは2019年7月に新設されたものですが、全世界株式では驚異的な信託報酬を打ち出し話題になりました。eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)はすかさず翌月に値下げに踏み切っており、値下げ合戦の激化を感じさせます。

ただし新設ファンドは実質コストがわからないこと、流入額がどうなるのか見えないことなどから単純に比較はできません。やはり今ならeMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)の方を勧めることになるでしょうか。

この二つはコスト面で非常に優れたファンドと言えます。ただ、残念ながら次に紹介する楽天VTにカバー率は劣ります。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)はバンガード社なのでベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスですね。

バンガード・トータル・ストック・マーケット(VT)という有名なETF(上場投資信託)一つで構成されるファンドオブファンズです。そのため楽天VTと呼ばれています。先ほど紹介した、楽天・インデックス・バランス・ファンドの株式部分は丸ごとこれです。

米国のETFを日本で買うにはかなりの手間とそれなりの資金が必要になります。そこをバンガード社のVTが日本円で、しかもインデックスファンドとして買えるということで発売当初は流入額がすごいことになっていました。

上記二つの全世界株式ファンドとの大きな違い、つまりベンチマークが異なることで生じている違いはカバー率。eMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)が世界株の85%程度である一方、楽天VTは98%を超えています。

これ一本で世界の98%に分散投資ができる。人気があるわけですね。ただし三重課税問題でコスト面でのデメリットが小さくないことが広まり、一時のような勢いはなくなりました。流入額は増え続けているようですが。

三重課税は米国で米国外株式に投資したものを日本で買うために発生するもの。簡単に言うと日本、米国、それ以外の国、の三か国で税金をとられてしまう問題です。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界))

SBI・全世界株式インデックス・ファンドは通称雪だるま(全世界)。バンガード社ではないですが楽天VTと近いです。

VTのベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス。雪だるま(全世界)はそれと連動を目指すファンドであり、ベンチマークとは異なる点に注意が必要です。楽天VTが一つのETFであるところを、雪だるま(全世界)は三つ使ってSBIアセットマネジメントの方でバランス調整をしています。

上記には安く売り出すための企業努力が見えますが、トラッキングの質(つまりベンチマークとの乖離)がちょっと気になるところです。楽天VT同様ファンドオブファンズです。その割に信託報酬がかなり安く抑えられており、楽天VTの廉価版と言っても良いと思います。

eMaxis Slim 全世界株式(日本除く)

国内株を抜いた全世界分散型のファンドもあります。

  • eMaxis Slim 全世界株式(日本除く)

日本の株は買いたくないんだけどなぁ、という人。あるいは国内株は他で買う(買ってる)からいらないという人向け。

全世界分散投資として私が一本選ぶならこちらですね

ベンチマークはもちろんMSCIコクサイです。単純に先ほど紹介したeMaxis Slim 全世界株式(オールカントリー)から日本を引いたものと考えてかまいません。

オールカントリーより前に発売されたファンドで、純資産額もこちらの方が多いです。ただしどちらも流入額は多いですし、マザーファンドは同じですので気にする必要はないでしょう。

マザーファンドとは

マザーファンドとは、その名の通りいくつかのファンドを束ねた母体です。 例えばeMaxisシリーズは全世界、先進国、新興国などありますが投資先がわりとカブってますよね。これを束ねて管理や売買した方が効率が良く、コストも安く済むわけです。

eMaxis Slim 全世界株式(日本除く)は以下のようなしくみです。オールカントリーはここに「日本株式インデックスマザーファンド」が入る形です。

資料:eMaxis Slim(除く日本)交付目論見書(三菱UFJ国際投信)

こうしたやり方をファミリーファンド方式と言います。それぞれのファンドの純資産はベビーファンドとして区別されます。この方式なら、ベビーファンドの資産額が薄くともマザーファンドが分厚ければ繰り上げ償還になりにくいメリットもあります。

eMaxis Slimシリーズは元々あったeMaxisシリーズと同一のマザーファンドのため特にマザーファンドが巨額です。気にする必要はないと言ったのはこのためです。

ちなみにここで紹介しているファンドは後編最後の「結い2101」を除き全てファミリーファンド方式か海外ETFのファンドオブファンズです。

おすすめのファンド③ 先進国株式

先進国のみのファンドは、世界中に分類投資したいけど新興国株は要らないなぁ、という人向けです。基本的に国内株も入りませんので、欲しい場合はTOPIXなどをベンチマークとしたインデックスファンドを足すことになります。

  • たわらノーロード先進国株式 ※為替ヘッジは有無どちらも在り
  • eMaxis Slim 先進国株式
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド/DCニッセイ外国株式インデックス
  • SBI・先進国株式インデックス・ファンド

上から三つ目まではベンチマークがMSCIコクサイであり、激しいコスト競争が繰り広げられています。2019年10月現在の実質コスト最安はたわらノーロード先進国株式ですが、三本とも純資産額や流入額が十分なおすすめできるファンドです。

ニッセイ外国株式インデックスファンドDCニッセイ外国株式インデックスの違いは、つみたてNISAで選べる一般向けか、iDeCoで選べる確定拠出年金(DC)向けか、という違いだけ。DC版のマザーファンドにあたるものが一般向けファンドです。

甲乙つけがたいこれら三つの商品ですので、今のコストで選ぶのが良いでしょうか。為替ヘッジをつけたい人はたわら一択だと思いますね。

SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国))のみベンチマークはFTSE系で、日本への投資も含まれています。その意味では特徴がありますが、流入額はさほど伸びていません。

どちらのベンチマークでも、先進国株式は半分を超える割合が米国で占められており米国依存度が高くなっています。

過去の成績から先進国株式として米国のみを選択する人や、米国株式一本の人も最近増えています。後編は、こうした米国株式のおすすめから紹介します。

関連記事です。

今回紹介したファンドはSBI証券楽天証券マネックス証券でそのほとんどを取り扱っています。

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どの証券会社にしようか悩んでいるならこちらの記事からどうぞ。証券会社はそれぞれに強みがありますが、積立投資に強いのは楽天証券です。

ファンドを選んでいると、どう選んだらいいのか、ベンチマークってどんな違いがあるのか、など情報を整理したくなることがありますね。そんなときには以下の記事がおすすめです。

 

参考・参照:
ファンドの紹介(つみたてNISA対象商品)|積立投資・つみたてNISA(積立NISA)ならセゾン投信
楽天・バンガード・ファンド | はじめての方へ | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド vs. 世界経済インデックスファンド。過去のリターン・リスクから徹底比較。 – しんたろうのお金のはなし
新興国債券インデックスファンドの二つのベンチマーク(GBI-EM、EMBI+) – しんたろうのお金のはなし
【つみたてNISA】楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)にはもっと頑張って欲しい!  – 東北投信
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たわらノーロード|アセットマネジメントOne
低コストで国際分散投資!“雪だるま”式に資産の増加をめざす!|特集|投資信託・外貨建MMF|SBI証券
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