投資信託を買う意味はなくなる?DMM株の米国株、取引手数料がゼロに!

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米国ETFで積立投資
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これは大ニュースかもしれません。

2019年12月4日、DMM 株が米国株の取引手数料をゼロにすると発表しました。

【DMM 株】米国株式取引手数料の完全0円化のお知らせ
株式会社DMM.com証券のプレスリリース(2019年12月4日 16時39分) DMM 株 米国株式取引手数料の完全0円化のお知らせ

今までこのサイトではつみたてNISAやiDeCoの対象となっている優良投資信託をおすすめしてきました。しかし日本の投資信託で米国株に投資するより、これからは米国株を直接買った方がおトクになるかもしれないのです。

更新履歴:マネックス証券とSBI証券の米国ETF買付手数料無料について続報(2019年12月12日)
DMM 株の為替手数料について追記(2019年12月9日)

今回のニュースはどんな内容?

そもそもなぜ、米国株を直接買うことは難しかったのでしょうか。

米国の証券会社で米国株を買うのはたいへん!

今までは、米国株を直接買うには非常に手間がかかりました。

米国の証券会社に口座を作る場合、当然ながらドルでの投資(ドル建て)になりますね。必然的に、取引手数料の他に為替手数料がかかることになります。

次に利益への税金問題です。

譲渡益は米国では課税されませんが、配当は米国と日本で二重の課税がされてしまいます。確定申告で取り戻せますが全て戻って来ないこともあります。また日本の特定口座を使うのとは違い自分で額を計算しなければならず、大変手間がかかります。

そこにさらに為替差益が加わります。つまり米国株を買う際に使ったレートよりも、売って日本円に戻した時のレートが円安ならば、為替市場でも利益を出したと見なされここにも課税がされてしまうのです。

じゃあ日本の証券会社で買ったらどうだろう?

日本の証券会社でも米国株を扱っています。口座が日本のものなら、特定口座で取引すればラクですね。しかし二重課税がされている配当金については、やはり確定申告で取り戻した方がおトクです。

また日本の証券会社でもドルに替えてから米国株を買わざるを得ない場合が多いです。為替差益の課税問題はこの場合やはり持ち上がってきますね。それにもし円で買える場合であっても、為替手数料はかかります。

そして、米国株で一番の人気商品は間違いなくETF(上場投資信託)でしょう。米国ETFは信託報酬が安く優良なファンドがたくさんあります。しかし最低購入金額が高く販売手数料も高くついていたので、ある程度まとまった額でなければ買うメリットが出てきませんでした。

このため日本では一時期リレー投資が流行しました。米国株を買える日本の投資信託でまず積み立て、まとまった額になったら米国ETFに移すというやり方です。

しかし近年は日本でも信託報酬の安い投資信託が続々と作られるようになったため、安い運用コストを求めて米国ETFを買う意味が非常に薄くなっていました。

また販売手数料の最低金額(どんなに小さな取引でもかかる手数料の額)をSBI、マネックス、楽天のネット三大証券で2019年7月に廃止したことから、取引手数料の面は改善が進んでいました。

今回のニュースで何が変わるの?

ところが今回DMM 株では、円のまま、取引手数料ゼロでこうした米国株が買えるようになると言うのです。

これなら特定口座で取引をしておけば税金に煩わされることも、複雑な操作や管理をする必要もありません。また手数料がないならETFでも積立的な投資が可能になるということです。

つまり日本の投資信託で米国株を買うのと同じくらい、米国株が直接手軽に買えるようになったと言えそうです。

DMM 株で米国株を買うメリットとデメリット

しかし円のままで買えるということは、証券会社側でドルに両替しているわけです。

DMM 株の為替交換手数料は安くはありません(高くもありませんが)。取引には手数料をかけなくとも、この為替手数料で利益を出そうとしていると見られます。

追記:DMM 株の為替手数料ですが、配当金の再投資時に限り1ドル1円かかるということです。通常は各社横並びで往復0.5銭。かなり高くつきますね。

また取引の際強制的に円に交換されてしまうために、配当をドルのまま貯めておいて再投資する場に比べて為替交換の回数が増えてしまうのもデメリットです。

一方で米国ETFは、上述の通り運用コストが非常に安いです。

バンガード社のVOO(S&P500のインデックスファンド)などは信託報酬わずか0.03%。日本の投信では0.1%を切ることが稀ですから、驚異的な価格と言えます。

また直接ETFを買うことができるのであれば、トラッキングエラーに悩まされることもぐっと減ります。繰り上げ償還などのリスクも非常に低くなるはずですね。こうした数字にできないメリットも大きいのです。

米国株は今後どう買うべきなの?

このように、日本の投資信託に手軽さで引けを取らなくなったDMM 株の米国株。はっきり言って、どちらが良いか現時点で結論を出すのは非常に難しいところです。

恐らく今後、米国株のベストな購入方法について様々に議論がなされていくことでしょう。

そして、今回のDMM 株の発表にいちばん焦っているのはSBI証券ではないでしょうか。

SBI証券ではNISA限定(つみたてNISAではなく)で米国ETFの取引手数料無料を既に実現していました。またSBI証券とSBI往信ネット銀行の連携により、為替交換手数料の業界最安値も実現。

楽天証券の情報が多い当サイトで言うのも何ですが、SBI証券が米国株に強い証券会社であることは間違いありません。

またマネックス証券も一部の米国ETFを実質無料とする「ゼロETF」を謳っています。DMM 株に追随する可能性は低くないでしょう。

今後この二社がどう攻めていくのか。それによってはベストな米国株の買い方もまた変化していくでしょう。楽しみですね。

DMM 株を始めるにはこちらから。

※米国株の取引手数料無料化は12月9日23:30からの適用となります。

SBI証券を始めるならこちら。

マネックス証券を始めるならこちらからどうぞ。 ※12月31日までに口座を作ると最大2,600円のギフトカードをプレゼントしているそうです。

【続報】マネックス証券とSBI証券も米国ETFの買付手数料実質無料化を発表しました。詳細はこちら。

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米国株はポートフォリオにどれだけ入れるべきでしょうか。こちらの記事ではアセットアロケーションの決め方を解説しました。

 

参考・参照:バンガード・S&P500ETF(VOO)はSBI証券での売買がお得!ネット証券の手数料を徹底比較|マネーの研究室

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